PAUL MASSON「White」




近所のスーパーに付設している酒屋で購入。カリフォルニア・ワインのポール・マッソンの白。輸入物の中でも特に安い事と、空になったらデキャンタとしても使えそうだったので購入。差し詰め瓶サイズのアメリカ版カップ酒といった風情である。味も軽く、薄く、安っぽい。欧米の中から下のレストランでは、ミネラル・ウォーターとワインやビールの値段が大差が無い。「水はタダ」という言葉の真意は、おそらくレストランなどでお冷がタダで供されるという事なのだろう。このテーブル・ワインもおそらくは“ミネラル・ウォーターのように”食中酒として飲まれる事を想定しているのだと考えられる。嗜好品の水準として見れば、あまり美味しいものではないが、飲み口が非常に軽いので、まあ、日常の食中酒としては良いのではないでしょうかね。コクや深みに欠けるので、嗜好品として消費するのはオススメしない。写真にはワイン・グラスを使った(――所持しているウィスキー・グラスなどの大き目のグラスは凹凸があるので、写真を撮るのが難しかった)が、この手のワインはワイン・グラスに注ぐよりは、ガラス椀などで気楽にグビグビやった方がよいだろう。