Folonari「CORPROSO」



最近発売されたばかりのイタリア・ワインの赤。蔵元はフォロナリ、輸入者は明治屋。以下、輸入元の口上。

『コルポーゾ』Corposo
産地:シチリア I.G.T.
品種:ネロ・ダーヴォラ40%、シラーズ25%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、メルロー10%
希望価格:オープン
容量:750ml
商品名の「コルポーゾ」とは、イタリア語で「フルボディの」という意味を持ちます。ぶどうは、シチリアの太陽の恵みを受け、8月に収穫されます。ここのヴィンヤードでは生き生きとした、リッチで深みのある色をなしたぶどうが育ち、収穫後はすぐに醸造されます。濃厚で力強いブーケを持ち、熟したフルーツのニュアンスがたっぷりと感じられます。タンニンは程よく、ソフトでシルクのような印象を持ちます。
引用元:http://www.meidi-ya.com/news/20081015_2.html

近所のスーパーが付設している酒屋は中々良心的で、冬場も冷房をかけて室温を一定以下になるようにつとめているようだ。本日の一本はそこで880円で購入(――なお、輸入元は830円から900円くらいの値段を想定しているようだ)。
写真を見ての通り、ワインの水色はえらくまた濃い。暗い紫色のような色合いで、透明度が低いので写真を撮るのが難しかった。香りの方は悪くなかったが、ゆっくり飲んでいると最後の方はかなり香りが飛んでしまっていたので、あまり日を置かずに、さっさと飲み切ってしまった方が良さそう。味は渋味、酸味、甘味の順に強い。少なくとも「タンニンは程よく、ソフトでシルクのような印象」は持たない。渋味(タンニン)がしっかりしていて、なおかつ酸味があって、スパイシーさもある。甘味は弱いので、甘党には向かないだろう。デザートや晩酌としてよりは、テーブル・ワインとして飲んだ方が良さそう。渋味が強いので、チーズとの相性は悪くなかった。おそらく赤身の肉なんかとも相性は良いだろう。甘い味付けや油っぽい料理よりは、塩味を利かした料理に合う感じ。渋味が強いワインだが、杯を重ねていけばあまり気にしなくなった。