Partridges「ASSAM」(TB,サンプル)





「ワールドティーコレクション」の福袋を購入した際に、オマケ(サンプル)として付いてきたパートリッジの「アッサム」。写真のラベルは誤植があって、原材料が別の商品になっている。検分し、飲んでみるに品質上の問題はなかったのだが、少々紛らわしかった。まあ、この手のミスはおそらく根絶不可能なので、あまり気にするものでもなかろう(――たとえば、ティ・バッグだと縫製にミスがあったり、コーヒー豆やリーフの紅茶ならば、紙、繊維片、枝や小石などの混入物が極稀に見られる。この手の金属探知機に引っかからない混入物は、畢竟、肉眼や手作業による選別、審査しか方法が無いので、どうしてもミスが生じてしまうものだ)。
バッグは紙製で折がないもの。ばらして茶葉の形状を見るに、おそらくは小型のCTCとBOPFのブレンド。アッサムらしい濃い水色だが、説明通り確かに長く蒸らしても渋くならなかった。渋味による粉っぽさや、アッサムに多い野性味(青臭い香りやエグミ)は無かった。ミルクとの相性は良く、ミルク負けもしていないのだが、若干軽い。香りはオーソドックスな紅茶の香りを主体に、甘い(果実や華、或はモルトなどと言うよりは飴に近い)香りを伴う。香りの華やかさ、軽やかさに欠けるが、砂糖を入れずともほのかな甘みを感じる。渋味が少ないのでストレートでも楽しめた。なお、濃さの調整は蒸らし時間ではなくて、湯量で調節した方が良い。飲み易い、やわらかいブレンドである。