Premier’s Tea「Original Caddy ASSAM」




「プリミアスティー」の「アッサムリーフ」(50g、等級TGFOP-1)。「カスミ」イーアスつくば店にて598円で購入。「プリミアスティージャパン」という日本法人があり、公式サイト(http://www.premierstea.co.jp/index.html)もある割に情報が読み取り難く、また名称もいまいちはっきりしない。「Original Caddy」というのは要するに「缶入」の意味で、サイトのカテゴリでは「Premier’s Collection」の中にある。前者がシリーズの名称なのか、それとも後者は単なるカテゴリに過ぎないのか、いまいち判然としない。なお、悪い事に品番をサイトではちゃんと振っているのに、肝心の商品の缶の方に記載が無い(――何たる無意味)。缶もデザインは悪くない(――プルタブ式の内蓋は珍しく、興味を引かれた)のだが、蒸らしの推奨時間すら記載が無く(――何故か等級の記載はある)、商品情報が非常に乏しい。サイトの方も「オリジナル・キャディー」と「ハウスブレンド」は同じものなのか、それとも別個のものなのか明示しておらず、ややこしい事この上ない。同じものと仮定した上で、等級で同一のものは一種、「アッサム シャングリラ」のみなので、おそらくはこれが中身なのだと思われる。
茶葉はTGFOP-1だけにゴールデン・チップが豊富に含まれている。水色はアッサムらしい、黒みの強い褐色で、味はコクがあって渋味もそれなりに強い。渋味はそれなりに強いが、蒸らし時間と茶葉の量で調節可能なタイプ。渋味を勘案すると、蒸らし時間は三分くらいがちょうどいいか。香りはいまいちパッとしない。オーソドックスな紅茶の香りと甘い香りが主体で、次に枯れた感じ、最後にアッサム的な青臭さが少々鼻に残る。枯れた感じのする香りの影響か、ややスモーキーな印象を受け、甘さとあいまってナッツ類を連想させる。ストレートで飲めないほど渋味が強いものではないのだが、ストレートで飲む分には香りが弱いため面白味に欠ける。ミルク・ティはそれなりに美味しいが、今一つ強く訴えかけてくるところがなく、力弱い。