紅茶リキュール「アールグレイ」


●原酒(ストレート)

●炭酸水割り

試しに作ってみた紅茶リキュールの最後の三本目。ルース・ティでOPのダージリン、BOPのセイロンに引き続き、ティ・バッグで着香茶のWILLIAMSON&MAGOR「エレファントポット 50TB アールグレイ」を13袋使用。今回は砂糖ではなく、ハチミツで加糖してみたのだが、砂糖以上に澱を発生し易く大いに失敗であった。どうやら、加糖するにしても純度の高いグラニュー糖や氷砂糖を使用すべきのようだ。ティ・バッグは浸漬と茶殻の除去が容易である点において便利であった。しかしながら、問題はその鮮度にあった。封を切ってから時間のたった茶葉はエグミ、雑味、嫌な食感を齎した。余り物を利用するという節約術の類は、このリキュールには不向きのようである。熱湯に比べると着香茶特有の癖の強い香りが幾分やわらいで発揮され、アールグレイの場合、レモンやライムなどとの相性も悪くなかった。炭酸水のほか、トニック・ウォーター割りも悪くなかった。使用したW&Mのアールグレイはどちらかと言えばミルクとの相性に重点を置いたもので、ストレートには向いていないにも関わらず、鮮度が良くなかったためか、元々持っていたような牛乳との相性を発揮してくれなかった。おそらく鮮度さえ良ければ、クリーム系のカクテルのベースに最適なものに仕上がるはずである。加糖も後からシロップなどで飲む時にした方が良さそうだ。