HAMPSTEAD TEA & COFFEE「Organic Fairtrade BIOCHAI Exotic spiced tea 25 Sachets」







原産国:インド/ブレンド国:イギリス(HAMPSTEAD TEA & COFFEE Co.)/内容量:50g(2g×25袋)/輸入者:富永貿易株式会社(公式サイト:http://www.tominaga.co.jp/import/goods-info/hampstead.html)/原材料:有機紅茶、有機ジンジャー、有機レモングラス有機こしょう、有機カルダモン、有機クローブ/リカーショップ学園にて一箱630円で購入。
ハンプステッドの「バイオチャイ」。シナモンが入っていない珍しい「チャイ」ブレンドだが、かわりにクローブの香りが第一印象としては支配的に感じる。個別包装してあるのだが、少々香り漏れがしており、匂い移りの懸念から保管場所に困る商品である。なお、ティ・バッグは無漂白の紙製。
茶葉の写真を見てもらえば分かると思うが、スパイスが大目のブレンドで、「紅茶:6」に対し、「スパイス:4」のブレンドになっている。また、茶葉もこの種のブレンドには珍しく、ダージリンのマカイバリ茶園(クルセオン・サウス地区)のものを使用しており、水色が淡いオレンジ色を呈している。キャラクターの強過ぎるシナモンを使わなかった事で、香りではクローブとカルダモンを、味覚では胡椒とジンジャーがピリッとした刺激を舌に感じて分かり易い。レモングラスはおそらく両者に締まりを与えているのではあろうが、それ単体としてはっきりとは認識できなかった。
割合雑な淹れ方でもしっかり出るタイプのようで、マグにラップをして淹れたり、或は水からレンジで温めて煮出す(――この淹れ方は簡便だが、少々癖は強くなるので注意である)方式でも淹れられた。いわゆる「チャイ」ブレンド全般に言える事だが、淹れるとどうしても香りが茶器に染み付いてしまって、特にポットを用いるとしばらく別のお茶が淹れ難くなってしまうので、大き目のマグを専用にして淹れた方が良いだろう。
スパイスが配合されているため、ストレートでは癖が強くて飲み難いので、ミルク・ティ専用ブレンドと考えたほうが良い(――まあ、そもそもスパイス類が苦手な人にはオススメ出来ない商品である)。砂糖との相性は良く、砂糖を多めに甘くして甘味(スイーツ)として愉しむのがオススメである。お茶請けにはバターを使った焼き菓子などが良いだろう。