teeidee「Pussimbing Gartentee Second Flush Ernte 2008 Finest Tippy Golden Flowery Orange Pekoe(FTGFOP1)」



●熱湯五分

●水出し

テー・イデーの「2008年産プッシンビン茶園ダージリンセカンドフラッシュFTGFOP1」。ファーストフラッシュの時はセカンド風だったのに、セカンドになると今度はファーストらしさを残した不思議な風味。この辺はオーガニックの影響なのかもしれない。大振りに仕上げていたファーストの時とは逆に、セカンドでは小振りで、丁寧に仕上げている印象を受ける。水色はファーストよりやや濃い目で、ファーストと違って水出しと熱湯五分とでは水色に差が出た。味わいは重くはないがストレートで飲む分には少々渋味が強く、かわりにミルクとの相性は良い。ストレートで飲む場合は、お湯が沸いたらポットに移して、二、三分冷ましてから淹れると渋味が和らぎ、軽くなって飲み易くなる。ファーストと同じくゆっくり飲んでいると、次第に甘い香りが表に出てきて、香りの変化を楽しめる。割とどっしりしているせいか、砂糖を入れるよりは挿し湯をした方が飲み易いかもしれない。水出しは中々。ファースト・フラッシュより明るいオレンジ色で華やかな(――ただし、甘い香りは若干弱い)水出しに。こちらは三種の飲み方全てでそれなりに楽しめるものだったが、不思議な事にファーストの方がミルクとの相性が良かった。考えられる理由は、茶葉の作り、醗酵度、出来そのものの差異だが、何とも判断が付かない。基本的な香りや水色が、春摘みと夏摘みとでかなり似かたよっているので、元々こういう味わいが茶園の特徴という可能性もある。ファーストともども美味しかったが、少々首を傾げる一品。