花水木「Organic Darjeeling」




ダージリンのいわゆる茶園物(ガーデン・ティ)。50g、892円。先日のセカンド・フラッシュと同じく「Ambootia」茶園産で、水色を見るに二番摘み以降のものが中心と思われる。基本的な特徴は前の二つと良く似ている。 “明るいオレンジ色の水色とデリケートな風味が特徴”とあるのだが、水色は濃い方で、強いて言えば赤銅色といったところだろうか。紅茶の水色のような透明感があるものは、色で表現するのが中々むつかしい。繊細と言うより、香りは複雑で特定の何かに譬え難く、風味もわりかしどっしりした印象を受けたが、ミルクとの相性が良い渋味ではないようだ。ミルクを入れる場合は、コジーなどで保温したポットでじっくり七分ほどかけて淹れた方が良さそう。逆にストレートで飲む場合はその半分ぐらいで十分。そういう訳で、淹れ方の簡便さと言うか、汎用性はあまり良くない。まあ、ダブル・ポットにしないで、シングル・ポットで楽しむのなら、ちょうどよいかもしれない。ただ、渋味にしてもコク(ボディ)というよりは、酸味として感じるような類の渋味なので、ストレートで飲むのが無難であろう。ストレートでも砂糖を足して飲んだ方が美味しかった。