Dilmah「CEYLON SUPREME」(TB)

●バッグのまま二分

●バッグをばらして二分

先日記したディルマの五種詰め合わせから「セイロン・スプリーム」。バッグをばらして見るに、茶葉はBOPFか、ダスト。かなり細かいので、茶漉しを二重にしないと細かい茶葉がすり抜けてしまう。風味もバッグのままの方が良かったので、この商品に関してはばらさないで淹れる事をオススメする。水色の出は良い。バッグで淹れた場合と、ばらして淹れた場合で少々違いが出たが、三分蒸らせば後者と大差の無い色の濃さになった。薄く淹れれば鮮やかな薔薇、濃く淹れればボディの重い赤ワインのような色合い。公式サイトによるとウヴァ(高地産)とディンブラ(中地産)のブレンドだそうで、なるほど、ウヴァのような爽やかさとシャープさがある。それでいて、甘くやわらかい香りをともなっていて、その飲み易さはディンブラを想起させる。バランスの良いブレンドで、とても品の良い紅茶に仕上がっている。売り文句通り、ストレートでもミルクでも美味しかった。ストレートで楽しむ際には蒸らし時間は短めに二分以内、ミルク・ティの場合は三分ぐらいを目安に。蒸らし時間で水色と渋味が結構違ってくるので、サラリとしたミルク・ティなら短め、ブラウン色のしっかりした水色やコクが欲しければ、渋味をしっかり出るように長めに蒸らすといった具合に、その辺は好みで調整するといいだろう。