エンジェルリーフガーデン「Assam Dejoo First Flush 2008 SFGFOP1 S」




●熱湯

●水出し

福袋にて購入(平価は50gあたり680〜580円)。店のレシピ=茶葉の量:2.5g〜3g/浸出時間:45秒〜1.5分/お湯の量:100〜110cc/湯の温度:熱湯
ロットナンバーらしきものが表記されているのだが、判読不明(アッサムのロットナンバーは通常「OR‐××」という表記なので、生産、輸入年月日の可能性もあり)。「Dejoo」茶園はアッサムを代表する有名茶園の一つで、左岸北部のラクヒンプール地区(LAKHIMPUR DISTRICT)に位置し、「デジョー」乃至は「デジュー」と読まれることが多い。名前の由来は不明で、一説によるとネパール語で「兄弟」を意味するそうだ。
味わいは悪くないが、香りが少々弱い。オーソドックスな紅茶の香りに、スモーキーと言うよりは、コゲの臭いに似た香り、ココア寄りのチョコレート風の香りを伴う。残り香からは強いローズ香がするのだが、不思議と茶殻の方からはしない。水(特に硬度)や淹れ方次第では上手く引き出せるのかもしれない。水色はアッサムのファースト・フラッシュにしては濃いめ。水出しでは茶葉が重いのか、セパレートのように底の茶葉周辺だけ水色が濃くなるような出方をしていた。香りも茶殻に残って茶液に移らず、味わいは悪くないが、香りが乏しい。したがって、水出しは推奨しない。砂糖と牛乳の相性は悪くは無かった。
なお、浸出時間が長いとエグミが出易く、レシピにあるように短時間で抽出した方が良い。このお店のお茶は誤植が多いほか、リマークに疑問を感じる事が多いのだが、不思議とレシピは的確である。