水出し紅茶(茶)



最近になって知って、今はまっているのが水出し紅茶です。美味いです。まいう〜です。簡単で楽です。


お茶は冷やすと濁りやすい性質を持っています。お茶に含まれるタンニンが、冷やされて凝固して、紅茶だと白、緑茶だと茶色く濁る、クリームダウンという現象が起こるためです。そのため、アイスティーを入れるというのは、非常に難しい。


一般的にアイスティーを入れるときは、抽出時間を半分(1〜2分)にして、かつ茶葉の量を2倍にして茶液を2倍に濃くし、蒸らしが終わるとすぐに大量の氷に入れないといけません。たくさんの氷が必要ですし、茶葉も余分に使わないといけません。


これらの問題を解決できるのが、水出しの手法です。タイトルにわざわざ(茶)づけしたように、紅茶以外でも応用可能です。コーヒーや緑茶、ジャスミン茶にハーブティーなど。向かないものもあるのでいろいろ試して、自分にあったものを探してみてください。ちなみに写真は緑茶とカモミールです。


それで作り方についてですが、水1Lあたり茶葉15gを入れて、一晩(8〜12時間)、冷蔵庫でねかせるだけです。


茶葉の量ですが、だいたいティースプーン5杯程度です。種類によっては、それより少なくてもよいかもしれません。 好みに合わせて調整してください。


おすすめの作り方としては、細かい茶葉を500ml〜2Lのペットボトルに入れて、冷蔵庫で一晩ねかせたあと、クッキングペーパーをしいた漏斗で、別のペットボトルに移し変えるやり方です。場所も取らないし、何より楽です。500mlだと茶葉は茶さじ2杯、1Lだと大盛り3杯、2Lであれば茶葉は10杯程度です。


水出し紅茶は意外に味も香りもいけますが、苦味成分であるタンニンはお湯でないと抽出されにくいので、苦くないお茶がでます。苦味が苦手な人にはオススメですが、苦いのが好きという方にはあまりオススメできないかもしれません。また、タンニン含有量の多いアッサムやケニアなどはあまり向かないでしょう。


オススメはフレーバーティーや、(アールグレイフォションのアップルティーなど)セイロンの茶葉の細かいタイプが、(BOPF、ファニングスなど)この淹れ方の最適なものだと思います。基本的にはそのまま飲むことをオススメしますが、好みにあわしてミルクを足しても大丈夫だと思います。さっぱりしたミルクティーになると思います。