アーマッド「ダージリン」




最近飲んでいる紅茶はアーマッド(AHMAD)社のダージリンブレンドで、安くてコスト・パフォーマンスの良い紅茶なのですが、ダージリンっぽくないので評価に迷います。


いわゆるマスカテルフレーバーといってマスカットの香りがするのが、上等なダージリン産の紅茶、特にセカンドフラッシュ(二番摘み)中の高品質茶なのですが、このダージリンはそういう香りではなかったですね。非常に甘いかわった香りで、良質の烏龍茶の香りに若干に似ていました。ブレンド中国茶を使っているのかなと考えましたが、原産国がインドになっていたので、アッサムとかドアーズやニルギリとかとブレンドしているかもしれません。特にこの間飲んだニルギリに味が似てました。一応、ダージリンティーと銘打たれているので、ダージリン地区だけのブレンドの可能性も無きにしも非ずなのですが。ダージリン産の茶葉の比率がおそらく低いと推測する理由のもう一つは、水色の色が淡い琥珀色や橙色ではなく、赤みの濃い水色だったからです。


この紅茶はダージリンの割にミルクと相性が良かったです。アッサムだと青臭い香りが気になったりしますが、この不思議な甘い香りがミルクティにしたときにとてもよかったです。またミルクを入れたときの水色の色が明るいクリーム色でした。多少、クセのある香りと味だったので合わない人には合わないでしょう。